羞恥の表出が向社会性の評価や信頼行動に及ぼす影響の検討
Abstract
本研究はFeinberg et al. (2012) のStudy4を追試する。Feinberg et al. (2012) は、羞恥の表出と、向社会性評価や信頼行動との関係を検討した。具体的には、参加者にオンライン上で、羞恥、誇り、中立の表情を表出した人物の画像を呈示した後、その人物を向社会的に評価するか、および信頼ゲームにおいてどの程度資源を預けるかを測定した。その結果、羞恥の表出によって、向社会性評価及び信頼行動が向上することが示唆された。この結果は、羞恥が果たす社会的機能を示す重要な研究である。しかし、先行研究のサンプルは男女に偏りがあり、呈示された画像の人物の性別はランダムに割り当てられていたことから、参加者と画像の人物の性別が一致したかどうかが結果に影響していた可能性がある。そのため、この研究を追試し、改めてこの知見の有効性及び再現性を確認するとともに、性別の一致/不一致による影響を検討する必要がある。
Publication details
- Journal / source
- Open Science Framework
- Publication date
- 1 January 2026