A Case of Descending Necrotizing Mediastinitis Successfully Controlled by CT-guided Catheter Drainage
Abstract
降下性壊死性縦隔膿瘍は重篤な疾患であり治療の基本は迅速なドレナージ手術である。従来は開胸手術,最近では侵襲の低い胸腔鏡下ドレナージが選択される。今回われわれは,深頸部膿瘍からの降下性壊死性縦隔膿瘍に対して,CTガイド下カテーテルドレナージのみで管理可能であった症例を経験したので報告する。症例は60歳代の男性で基礎疾患に糖尿病があった。咽頭痛,嚥下時痛で前医を受診し,CTで深頸部膿瘍と診断されたため当院に搬送となり,同日両側頸部外切開による排膿術および気管切開を行った。第5病日の造影CTで上縦隔と後縦隔に膿瘍形成がみられ,Type IICの降下性壊死性縦隔膿瘍と診断した。膿瘍は頸部から連続的で,単房性かつ限局的であったため,より低侵襲なCTガイド下カテーテルドレナージを施行した。経時的に縦隔ドレーンからの排液は減少し第16病日に抜去した。膿瘍の治療と並行して第7病日から嚥下リハビリテーションを開始し,嚥下内視鏡検査で嚥下機能を評価した。入院後約1カ月でドレーンやカニューレを抜去でき,経口摂取で自宅退院とした。縦隔膿瘍の性状や局在によっては,より低侵襲なCTガイド下カテーテルドレナージも効果的な治療法の一つになりえると考えられる。
Fields of Study & Subjects
Otolaryngology and Infectious Diseases
Streptococcal Infections and Treatments
Head and Neck Anomalies
Publication details
- Journal / source
- Nihon Kikan Shokudoka Gakkai Kaiho
- Volume
- 77
- Issue
- 1
- Pages
- 27–33
- Publication date
- 9 February 2026
- Language
- EN