濃厚ポリマーブラシの in vitro・in vivo 抗血栓性
Abstract
わたしたちの研究グループでは、リビングラジカル重合法の設計自由度と濃厚ポリマーブラシ(CPB)の構造・物性における新規性に着目したバイオインターフェースの開発を行っている。これまでに、CPB表面ではその「特異的なサイズ排除効果」を原理として、タンパク質の非特異的吸着が抑制されることを実証している。また、タンパク質に対してバイオイナートなCPB表面では、血管内皮細胞や繊維芽細胞など種々の細胞接着が阻害されることも確認している。このようにバイオイナート特性に優れるCPBは血液適合性にも優れると期待されるため、本研究ではCPBの抗血栓性について検討した。3具体的には化学組成・グラフト密度の異なるポリマーブラシを用いて、in vitroでヒト血漿タンパクの吸着試験およびヒト血小板粘着試験を実施し、化学組成やグラフト密度が抗血栓性に与える影響について詳しく検証した。次に、in vitro試験で最も抗血栓性に優れたCPBをウサギ経静脈へ埋め込み、その血液適合性と長期安定性について確認した。
Fields of Study & Subjects
Polymer Surface Interaction Studies
Advanced Polymer Synthesis and Characterization
Surface Modification and Superhydrophobicity
Publication details
- Journal / source
- NIMS Materials Data Repository
- Publication date
- 15 January 2026
- Language
- JA