Late complications after CAR-T cell therapy
Abstract
CD19やBCMAを標的としたキメラ抗原受容体T(CAR-T)細胞療法の長期生存例の増加に伴い,治療後数か月から数年を経て顕在化する晩期合併症が臨床上の新たな課題となっている。CAR-T細胞は長期間体内に残存し,治療効果に関与する。その一方で,B細胞の長期的枯渇により低ガンマグロブリン血症が生じ,免疫グロブリン補充療法を長期に要することも多い。また,標的細胞以外の血球減少の遷延も報告されている。感染症は非再発死亡の主要因であり,遅発性の呼吸器ウイルス感染などが問題となるため,適切な感染対策が必要である。さらに,稀ではあるが遅発性の神経症状も報告されている。妊娠に関しては情報が限定的であるものの,造血幹細胞移植に比べ妊孕性が保たれる可能性が示され,実際に妊娠・出産例も報告されている。CAR-T細胞療法が標準治療として診療に組み込まれた今,長期フォローアップ体制と情報収集体制の整備が求められる。
Fields of Study & Subjects
CAR-T cell therapy research
Immunotherapy and Immune Responses
T-cell and B-cell Immunology
Publication details
- Journal / source
- Japanese Journal of Transplantation and Cellular Therapy
- Volume
- 15
- Issue
- 1
- Pages
- 15–18
- Publication date
- 1 January 2026
- Language
- EN